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2007年6月9日 更新 |
マンデルブロ集合描画ソフトウェア [ MSE ]
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マンデルブロ集合に限らず、フラクタル図形を描くソフトウェアって世の中にたくさんありますけど、
・・・私も作ってました。えへへ・・・
Pyxis用のハンドリングソフトとして書いた3ペイン(というのかな)形式が気に入っていたので、
それをWindows環境に移植、機能拡張したのが Mandelbrot Set Explorer [MSE] です。
特徴は【3次元表示】です。
Ver1.00から、Linux環境にも対応しました。
*** ご注意 ***
1.00のマップファイルは0.99のものと互換性がありません。
すでに0.99をお持ちの方は、上書きを避けるため、解凍の際に別途1.00用のフォルダをご用意ください。
実行前に、同梱の Readme.txt をお読みください。
不具合などのご連絡は掲示板、メールなどでお願いします。
動いた/動かないなどのご報告もお待ちしております。
よろしくお願いします。
【0.99→1.00での変更点】
パレット処理(色使いの変更)を追加しました。
ずっと懸案だった色使いの変更がようやくできるようになりました。
メニューの
編集 → 色パレットの変更
を選択してください。パレット設定用のダイアログが表示されます。
パレット処理はいいですね(自画自賛)。いろいろと色を変えてみると、画像の印象が大きく変わって面白いです。
ヘルプシステムを組み込みました。
2種類のヘルプを用意しました。
(1)『はじめに』
MSEの簡単な使用法が表示されます。
(2)『ヘルプモード』
MSEウィンドウ上の各アイテムやコマンドを説明するヘルプです。
使い方は、まずメニューの
ヘルプ → ヘルプモード
を選択してください。ヘルプモード用の小さなウィンドウが表示されます。
あとは、説明がほしいアイテム(例えばメニューの『タイトルの変更』とか)をクリックすると、その説明が表示されます。
ヘルプモード中は、全て(*1)のコマンドが動作しませんので、あちこち押しても大丈夫です。
(*1 ヘルプメニューに含まれるコマンドとアプリケーションの終了を除きます)
ヘルプモードを終了するには、ヘルプウィンドウを閉じてください。
ユーザインターフェースを若干変更しました。
0.99ではタイトルの変更と最大反復回数の変更コマンドではダイアログが表示されましたが、
メインウィンドウ上で操作するように簡素化しました。
タイトルの変更はマップウィンドウ上でもできるようになっています。
「スピードバーとステータスバーの表示/非表示」を削除しました。
自分でもあまり使わないので・・・。
「描画終了時に音でお知らせ」を削除しました。
最近のPCは速いので、わざわざ音を鳴らして知らせるほど待つこともないかな、ということで、削除しました。
併せて、描画を中断する機能も削除しました。
スプラッシュウィンドウを小さくしました。
MSE ver0.99の全画面スプラッシュウィンドウは、256色環境の場合の、起動時のパレット書換えによる
見苦しさを避けるための苦肉の策だったのです。(1996年当時の私の環境がそうでした)
最近では多くの方が16ビット以上のフルカラー環境をお使いだと思いますので、大きなスプラッシュウィンドウは止めました。
(スプラッシュウィンドウなんか要らねー、っていうのはご容赦ください)
フォント選択を追加しました。
ステータスメッセージやヘルプなど、日本語が表示される部分のフォントを設定できるようにしました。
表示がおかしくなってしまうので、メインウィンドウの座標値などを表示している英数字固定幅フォントには
反映しないようにしています。
Windows環境、Linux環境の両方に対応しました。
ver0.99は、1996年に Delphi 1.0J で書いたプログラムを、 Delphi6 Personal で動くようにしたものです。
個人的な理由で申し訳ないのですが、Linuxでも動かしたくて Kylix3 Open Edition に移植しました。
併せて、ソースを両方のプラットフォームで共用できるように大幅に書き換えました。
これに伴って以下のような変更点があります。
○実行ファイル名が、Msew.exe (Windows用)、Msel (Linux用) に変わっています。
○ビットマップ関連処理を大幅に書き換えました。
環境に依存しないようにビットマップ関連処理を書き換えました。
○「印刷」関係をとりあえず削除してあります。
Linux環境での動作状況を調べてから、今後組み込むか決めたいと思っています。
なお、Linux環境の方はランタイムライブラリが別途必要です。添付のReadme.txt(ShiftJISです)を参照してください。
MSEのフォルダを両方の環境で共用すると、マップファイルやイメージファイルも共用されます。
デュアルブートなどで、どちらの環境からも同じフォルダにあるMSEが起動できる方は、
同じマップファイル、イメージファイルを相互利用することができます。
ソースリストを公開します。
Kylix3 Open Edition への移植に伴って、ライセンスをGPLv2とし、ソースリストを公開します。
興味のある方は覗いてみてください。
ちなみに開発環境は、
○Windows:
【Delphi6 Personal】です。
Msew.dprをプロジェクトとして開いてください。Windows環境用のフォームファイルは *.dfm です。
○Linux:
【Kylix3 Open Edition】です。
Msel.dprをプロジェクトとして開いてください。Linux環境用のフォームファイルは *.xfm です。
どちらの環境もボーランドさんから無償で提供されているものです。ちなみにC++ではなくPascalです。C++派の方、スミマセン。
Pascalソース *.pas は両方の環境で共用しています。
ソースを改良した、バグを修正した、機能拡張したなど・・・大歓迎です。ぜひご連絡ください。
【旧バージョン】
[Mandelbrot Set Explorer ver.0.99] mse099.zip 338KB
Copyright 2003,2004 Chiaki Nakajima.
All rights reserved.