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2012年9月8日 更新

SDカード・トランスポートを作ってみました

【 最新作 】

SDTrans384

〜384KHz32ビットPCM

12.3MHzDSD対応〜

SDカード・トランスポートを作ってみました −その2− SdTrans192  

事の発端は2009年2月8日、BunpeiさんによるBBSへの書き込みでした。一部を引用しますと:

『ディジタルオーディオの実験の興味から、WAVフォーマットをできるだけ遅延(ジッター)なく再生してI2Sで出力し、それをI2S入力を受け付けるD級アンプかDACのLSIに流し込んでみたく、VS1053を利用することを思いつきました。』 ・・・

"I2S"というのはディジタルオーディオの信号形態のひとつです。
I2Sの規格書はこちら
超小型MP3プレーヤ [ Timpy ] シリーズのRev7.0以降で使用しているデコーダIC"VS1053b"は、アナログ出力の他にこのI2S信号の出力機能も持っています。Bunpeiさんのお考えは、VS1053bを使ってWAVファイルをできるだけ正確なI2S信号へと変換し、外付けのDACに入力するとどんな音になるのか試してみたい、ということのようです。

I2Sといえば十数年前、PCMCIAのフラッシュメモリカードに記録した無圧縮PCMデータをマイコンでDACに転送するスタンドアローン・プレーヤを作って以来のご無沙汰です。いや、I2Sではなく標準フォーマットだったかな・・・まあ細かい話は置いといて。私も”耳が雑”なわりにオーディオは嫌いではなく、またVS1053bの新機能を試してみたいという興味もあって、Rev7.0を流用することでBunpeiさんのプランに便乗させてもらうことにしたのです。

第1作目として製作したTimpy Rev7.0"改"は無事に動作し、サンプリング周波数48KHzの無圧縮PCMデータ(WAVファイル)を再生できました。その後SDTrans192、SDTrans384と名前を変えてシリーズ化し、現在4作目に至っています。

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》SDカード・トランスポートを作ってみました : シリーズラインナップ
SDカード・トランスポートを作ってみました −その1− Timpy Rev7.0"改"

−その1− Timpy Rev7.0"改"

Timpy Rev7.0を改造し、VS1053bのI2S出力機能を利用したものです。サンプルレート48KHz、16ビットステレオのWAVファイルを再生します。

SDカード・トランスポートを作ってみました −その2− SDTrans192

−その2− SDTrans384

PCMなら384KHz32ビットまで、DSDなら12.3MHz(DSD256)までをサポートするSDカード・トランスポートです。

SD/SDHCカード、FAT16/FAT32をサポートし、WAVとDFFファイルをI2Sなどで出力します。


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