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2009年4月29日 更新

超小型MP3プレーヤー [ Timpy ]

【 最新作 】

Timpy Rev9.0

スピーカーボックスプレーヤ

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev9.0 - スピーカーボックスプレーヤ有機ELディスプレイ付きインナーイヤープレーヤ  

Timpy リンク集
VS1053b日本語データシート私家版
VS1011e日本語データシート私家版
USB-MSD-RD KeilからSDCCへの移植

確か2004年の初め頃、ネットをうろうろしていたときに、
偶然見つけたMP3デコーダチップ"VS1001"。
その時からTimpyはスタートしました。

ちなみにTimpyは、"Tiny MP3 Player"を略したものです。
ベタですみません。

当初の目的は「コード巻取り型ヘッドフォンに完全に内蔵すること」で、2004年9月、Rev2.1で達成できました。

そしてその後も少しずつ、姿かたちを変えながら、11作目を数えるまでになりました。
市販品とは違う、世界にひとつしかない『自分好みのMP3プレーヤ』にこだわった連作です。

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》自作MP3プレーヤ[Timpy] シリーズラインナップ
超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev1.0 - 1.5V電源タイプ

[Rev1.0 1.5V電源タイプ]

Timpy最初のタイプです。C8051F330+VS1001L+miniSDカードの組み合わせでプリント基板をおこしました。
このときはバッテリに適当なものが無かったので、1.5V系電池1個で動作するようにDC/DCが載っています。
(2004年5月 完成)

バッテリをリチウムポリマに変更

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev2.0 - リチウムポリマ電池タイプ

[Rev2.0 リチウムポリマ電池タイプ]

小型軽量で実用になる電池を探しに探して、ようやく見つけた『リチウムポリマ』を採用したタイプです。
1セルで3.7VあるのでDC/DCが不要となり、替わりにシリーズレギュレータを載せました。
基板はRev1.0のものを流用しています。
(2004年8月 完成)

ヘッドフォンに内蔵

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev2.1 - ヘッドフォンタイプ

[Rev2.1 ヘッドフォンタイプ]

松下のコード巻き取り式ヘッドフォンを改造して、Rev2.0の機能を全部詰め込みました。
充電用のDCジャックも見えにくいところにちゃんと付いています。
当初からの目標であった「ヘッドフォンへの内蔵」を実現できた記念モデルです。
(2004年9月 完成)

デコーダICをVS1011にグレードアップ

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev3.0 - VS1011タイプ

[Rev3.0 VS1011タイプ]

MP3デコーダチップにVS1011を採用したタイプです。
これまで使用していたVS1001からかなり改良されていて、
 ○電源ON/OFF時のポップノイズが出ない → 外付けのアナログスイッチによるミュート回路が要らなくなる
 ○MP3データの途中からでも安定して再生できる → 本当の早送り/巻戻しが可能になる
 ○VS1001では必要だったBSYNC信号が要らない → 処理の簡単化ができる
などのメリットがあります。
Rev2.1までは1.0の基板を無理やりに流用していたので、Rev3.0として新しく基板をおこしました。
以前と比べて、回路はさらにシンプルになっています。
(2004年9月 完成)

ATH-EM7に組み込み

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev3.1 - ATH-EM7タイプ

[Rev3.1 ATH-EM7タイプ]

オーディオテクニカの高級ヘッドフォン、ATH-EM7に組み込んだタイプです。
ネックコード巻取り式ではないので、ヘッドフォン内部に何かを組み込むスペースがないのですが、
何とかRev3.0の基板を組み込んでみました。
(2006年2月 完成)

FMチューナ、ワイヤレスリモコンを追加

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev4.0 - Rev3.0+FMラジオ+ワイヤレスリモコン

[Rev4.0 FMチューナ付きヘッドフォン内蔵型+ワイヤレスリモコン]

Rev3.0に、FMチューナとワイヤレスリモコンを追加したタイプです。
基板面積の制限のためminiSDからmicroSDに変更しました。
(2006年1月 完成)

USBマスストレージ、バッテリ充電回路を追加

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev5.0 - Rev3.0+FMラジオ+ワイヤレスリモコン+USB

[Rev5.0 FMチューナ+ワイヤレスリモコン+USB]

Rev4.0にUSBとバッテリ充電回路を追加しました。
ヘッドフォンにセットされたmicroSDカードを、PCからリムーバブルディスクとしてアクセスできます。
カードを本体にセットしたまま、エクスプローラなどでファイル管理ができるようになりました。
同時にUSBバスパワーで内蔵バッテリを充電します。
(2007年1月 完成)

ヘッドフォンをカナル型に変更

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev6.0 - クリップ型MP3プレーヤ+インナーイヤーヘッドフォン

[Rev6.0 クリップ型MP3プレーヤ+インナーイヤーヘッドフォン]

MP3プレーヤ本体は耳かけ型で、ヘッドフォンはインナーイヤーを採用したタイプです。
Rev5.0と同機能のプレーヤ本体とネックコード巻き取り機能を、耳かけ型ヘッドフォンの片側に詰め込みました。
うっとおしいプラグコードや別置きの本体が要らない耳かけ型プレーヤの快適さを維持しつつ、
音漏れの心配がないヘッドフォンで音楽を楽しむことができます。
(2007年5月 完成)

ちょっと寄り道で超小型化を

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev7.0 - 1円玉サイズプレーヤ

[Rev7.0 1円玉サイズプレーヤ]

Rev7.0はちょっと寄り道のバージョンです。
『超小型MP3プレーヤー[ Timpy ]』の初心に帰って、うんと小さくしてみました。
新しいデコーダチップVS1053bの評価も兼ねています。

これだけ小さいと、どこにでも入ってしまいそう。
(2008年7月 完成)

Rev6.0の本体にディスプレイを集積

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev8.0 - 有機ELディスプレイ付きインナーイヤープレーヤ

[Rev8.0 有機ELディスプレイ付きインナーイヤープレーヤ]

Rev6.0の機能を維持しつつ、耳かけ型のプレーヤ本体に表示デバイスを集積しました。
ヘッドフォンは音漏れが少ないインナーイヤータイプ、プレーヤ本体はネックコードが巻き取れる耳かけ型という特徴はそのままに、赤外線リモコンのディスプレイ機能をヘッドフォン本体に内蔵しています。
ちなみにディスプレイは外側ではなく内側に付いています。プレーヤ本体とヘッドフォンが分離しているからできるワザです。
(2008年12月 完成)

Rev8.0の機能を超小型・木製スピーカボックスに収納

超小型MP3プレーヤ [Timpy] Rev9.0 - スピーカーボックスプレーヤ

[Rev9.0 スピーカーボックスプレーヤ]

携帯ストラップでぶら下げられるほど小さな木製スピーカボックスに、Rev8.0相当の機能を詰め込みました。
  ・デコーダICにVS1053bを採用。MP3 / Ogg Vorbis / WMA / MIDIの各フォーマットに対応
  ・FMチューナ内蔵
  ・microSDカード対応
  ・USBマス・ストレージ・クラス対応
  ・有機ELディスプレイ付き
つまり、卓上や手のひらで鳴るFMラジオ付きMP3プレーヤです。
サイズが小さいですから音質はそれなり、音量も小さいです。それでもがんばって鳴っている様子はとっても健気です。
(2009年4月 完成)


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Rev1.0 【1.5V電源タイプ】

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